京都大学 齋藤研究室
これまでのコンソーシアム

これまでのコンソーシアム

  • 第1回 2023年10月27日

題目: C1バイオエコノミーと循環型社会
講演者: 阪井康能 氏 (京都大学 農学研究科 教授)

    略歴
    1982年 3月  京都大学農学部農芸化学科卒業
    1988年 3月  京都大学大学院農学研究科博士課程修了
            (京都大学農学博士)
    1988年12月 京都大学助手(農学部)
    1994年 4月  京都大学助教授(農学部農芸化学科)
    1997年 4月  京都大学大学院助教授
            (農学研究科応用生命科学専攻)
    2005年10月 京都大学大学院教授
            (農学研究科応用生命科学専攻)

  ライフサイエンス、応用微生物学
  研究室HP:http://www.seigyo.kais.kyoto-u.ac.jp/

  • 第2回 2023年11月17日

題目: Circular chemistry to enable a circular economy
      (循環経済を可能にする循環化学)
講演者: Prof. Chris Slootweg, University of Amsterdam

講演のキーワード:
 ◼ ‘CHNOPS’: ゴミの元
 ◼ 循環型技術の必要性
 ◼ 循環型社会を実現するサーキュラーケミストリー

    略歴
    アムステルダム自由大学、アムステルダム大学、サセックス大学
         (学士・修士)
    2005 年 博士号取得、チューリッヒ工科大学(博士研究員)
    2006 年 アムステルダム自由大学(2014 年准教授)
    2016 年 アムステルダム大学

 基礎物理有機化学、メイングループケミストリー、循環化学
 プロフィールHP:https://www.uva.nl/en/profile/s/l/j.c.slootweg/j.c.slootweg.html

  • 第3回 2024年1月26日

題目: 表具師の仕事と循環型社会
講演者: 井上雅博 氏 (株式会社 井上光雅堂・京表具師)

講演のキーワード:
 ◼ 掛け軸の歴史と表具の形式
 ◼ 表具師の仕事と役割
 ◼ 空間表装と表具 Space Mounting



題目: 文化継承から見た循環型社会
講演者: 秀眞衣 (先斗町・芸妓)

講演のキーワード:
 ◼ 舞妓・芸妓と稽古事
 ◼ なぜ今まで続いてきたか 一見さんお断り・少人数指導・完全分業制・レジェンドとルーキー
 ◼ これからも続いていくためには

題目: INVESTING THE FUTURE OF BEAUTY
講演者: Tim Kedwards 氏 (Executive Director of Green Chemistry within Estee Lauder Companies 

講演のキーワード: 
 ◼ 新しい環境評価ツール : Green Score
 ◼ エスティーローダーについて
 ◼ グリーンケミストリープログラムの概要

  • 第4回 2024年2月22日

題目:グローバル科学知の推進と循環型食料生産システムの開発
講演者:朝日透
早稲田大学 理工学術院 教授
講演のキーワード:
 ◼ イノベーション人材育成の重要性
 ◼ 昆虫が支える循環型食糧生産システム
 ◼ 代替タンパク食の社会実装プロジェクト

  略歴
  1986年 早稲田大学理工学部応用物理学科卒業
  1992年 早稲田大学大学院理工学研究科 博士(理学)取得
  2007年 早稲田大学ビジネススクール 修士(経営学)取得
  現在 早稲田大学理工学術院先進理工学部生命医科学科、
  先進理工学研究科生命医科学専攻、ナノ理工学専攻、先進理工学専攻 教授

ナノ・ライフ創新研究機構 副機構長
グルーバル科学知融合研究所所長

生物物性科学、キラルサイエンス、磁性薄膜
研究室HP:http://asahi-lab.jp/index.html

  • 5回 2024年3月28日

題目:エコマテリアルの現状と将来
講演者: 宇山浩
大阪大学 大学院工学研究科 教授
講演のキーワード:
 ◼ プラスチックリサイクルの現状と問題点
 ◼ バイオプラスチックー生分解性プラスチック・バイオマスプラスチックー
 ◼ MBBP開発プラットフォームの設立(MBBP:Marine-Biodegradable Biomass Plastics

  略歴
  1987年 京都大学大学院工学研究科合成化学専攻 修士課程修了
  1987年 花王株式会社 研究員
  1988年 東北大学工学部 助手
  1997年 京都大学大学院工学研究科 助手
  2000年 京都大学大学院工学研究科 助教授
  2004年 大阪大学大学院工学研究科 教授

高分子材料化学、バイオプラスチックの合成・複合化・高性能化・ナノ加工
研究室HP:http://www.chem.eng.osaka-u.ac.jp/~uyamaken/

  • 6回 2024年4月26日

題目: カーボンプライシングの役割と動向について
講演者:  有村俊秀
早稲田大学 政治経済学術院 教授
講演のキーワード:
 ◼ カーボンプライシングの方法:炭素税、排出量取引
 ◼ 日本での導入の方向性
 ◼ 化学・素材産業とカーボンプライシング

  略歴
  1992年 東京大学教養学部教養学科 卒業(科学史科学哲学)
  1994年 筑波大学大学院環境科学研究科 修士課程修了
  2000年 ミネソタ大学大学院経済学部博士課程修了、Ph.D.取得
  2000~2004年 上智大学経済学部専任講師
  2003~2004年 内閣府経済社会総合研究所客員研究員
  2003~2004年 上智大学経済学部 助教授
  2004~2007年 上智大学経済学部 助教授
  2007~2011年 同・准教授
  2011~2012年 上智大学経済学部教授
  2015~2017年 文科省学術調査官
  2012年~現在 早稲田大学政治経済学術院教授
  2016年~現在 早稲田大学・環境経済経営研究所・所長
  2018年~現在 早稲田大学・次代の中核研究者
  2022年~2024年 環境経済・政策学会会長

排出量取引制度、カーボンプライシング、環境経済学
研究室HP:https://arimura.w.waseda.jp/

  • 7回 2024年5月30日

題目: Mechanochemistry and aging-based methods as novel tools to transform
biopolymers into high value materials

(バイオポリマーを高付加価値素材に変換する新たなツールとしてのメカノケミストリーとエージングベースドメソッド)
講演者:  Prof. Audrey Moores, McGill University, Canada
講演のキーワード:
 ◼ ブルーエコノミー(海洋資源の持続的な利用)
 ◼ 海洋資源の副産物を原料に(キトサンの例)
 ◼ メカノケミストリーとは

  略歴
  2005年 École polytechnique 博士課程 卒業
  2005年~2006年 Yale University, Post-doctoral Fellow
  2007年〜2014年 McGill University, Assistant Professor
  2012年~2017年 the NSERC-CREATE in Green Chemistry Program
  2016年~ 2019年 GreenCenter Canada, Academic Director
  2017年~ 2017年 Université Pierre et Marie Curie Visiting Professor
  2014年~ 2021年 Dept. of Chemistry, McGill University Associate Professor
  2016年〜2023年 ACS Sustainable Chemistry & Engineering Associate Editor
  2021年~現在 Dept. of Chemistry, McGill University Professor

グリーンケミストリー、材料化学、合成・触媒
マギル大学HP:https://www.mcgill.ca/chemistry/faculty/moores

題目: 環境経済学と環境評価
講演者:  栗山浩一京都大学 農学研究科 教授
講演のキーワード:
 ◼ 自然の持つ環境価値
 ◼ 環境経済学・環境評価とは
 ◼ 企業の環境対策と環境評価

  略歴
  1992年 京都大学農学部農林経済学科卒業
  1994年 京都大学農学研究科農林経済学専攻修士課程修了
  1994年 北海道大学農学部助手
  1999年 早稲田大学政治経済学部専任講師, 助教授, 教授
  2009年〜現在 京都大学農学研究科教授

環境経済学、自然環境の経済評価、生物多様性の保全政策、企業の環境対策の評価等
個人HP:http://kkuri.eco.coocan.jp/kkuri/

  • 8回(合宿型) 2024年6月20日ー21日

題目: 「効果的な原子配置」で導くビニルポリマーの分解と循環
講演者:  高坂泰弘信州大学 先鋭材料研究所・繊維学部 准教授
講演のキーワード:
 ◼ 分子設計;一般解の化学から、特殊解の化学へ
 ◼ 高分子のケミカルリサイクル
 ◼ 分解性ビニルポリマーを与えるモノマー

  2011年 東京工業大学, 理工学研究科, 有機・高分子物質専攻 博士修了
  2008年4月〜2011年3月 独立行政法人日本学術振興会, 特別研究員(DC-1)
  2011年4月〜2015年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科,助教
  2015年4月〜2018年9月 信州大学, 繊維学部, 助教(テニュアトラック)
  2018年10月〜2019年3月 信州大学, 繊維学部 化学・材料学科, 准教授
  2020年4月〜2021年3月 高知大学非常勤講師
  2023年4月〜2024年3月 東京工業大学物質工学院非常勤講師
  2019年4月〜現在 信州大学, 先鋭領域融合研究群 先鋭材料研究所, 准教授
  2022年9月〜現在 JST, さきがけ, 研究員
  2023年4月〜現在 信州大学, Rising Star教員

精密重合化学, 機能性モノマー, 分解性ポリマー, 開環重合, ラジカル重合, 重縮合, ケミカルリサイクル
研究室HP:http://fiber.shinshu-u.ac.jp/kohsaka/index.html

第1期 2022年9月〜        

  • 第1回 2022年9月30日

題目:「サーキュラーエコノミーに必要なイノベーションとは?」
講演者:Dr. John Warner, Zymergen Inc.

講演のキーワード:
◼グリーンケミストリーの概念〜循環を前提とした分子設計、素材構成の検討の必要性〜
◼イノベーションを起こす為の材料設計~最終製品間の橋渡しの重要さ〜
◼自然界に見るサーキュラーエコノミー
 

Dr. John Warner
マサチューセッツ大学(学士)、プリンストン大学(博士・化学)
ポラロイド社勤務
ボストン大学、ローウェル大学教授 (化学およびプラスチック工学)
2007 年 Warner Babcock Institute for Green Chemistry (グリーンケミストリー技術を開発する研究組織) 、Beyond Benign (サステナビリティーとグリーンケミストリー教育の非営利団体) を設立

グリーンケミストリー、イノベーション、循環経済、バイオミミクリー
HP:https://johnwarner.org

  • 第2回 2022年10月27日

題目:「バックキャスト思考で描く未来社会とネイチャー・テクノロジー」
講演者:石田秀雄(京都大学特任教授・東北大学 名誉教授・一社サステナブル経営推進機構 理事長)
講演のキーワード:

◼ 地球環境と市場原理の変化で新しい定常化社会の構築が不可欠
◼ バックキャスト思考による現在の市場原理からの脱却
◼ 未来社会のマーケティング

  • 第3回 2022年11月25日

題目:「Chemistry for a Circular Economy and Sustainability」
   (循環経済と持続可能性のための化学)
講演者:Prof. Dr. Klaus Kümmerer

(Scientific Director Research, International Sustainable Chemistry Collaborative Centre (ISC3))
講演のキーワード:
◼ 現在普及しているサステナブルな材料・技術は本当にサステナブルなのか?
◼ 永続的なリサイクル、アップサイクルはあり得ない
◼ サービス型ビジネスへの転換〜必要なところに必要なものを〜

  • 第4回 2022年12月23日

題目:「ウェルビーイングのためのイノベーションとは?生涯発達心理学からの視座」
講演者:積山薫 (京都大学 総合生存学館 教授)

講演のキーワード:
◼ ウェルビーイングとは、ウェルビーイングの高低
◼ 高齢者のウェルビーイング
◼ 人生100年時代を考えて生きる必要性

  • 第5回 2023年2月24日

題目:「グリーン・エコノミーとは何か ーその理論と実践を中心にー」
講演者:ディミター・ヤルナゾフ(京都大学 総合生存学館 教授)
講演のキーワード:

◼ グリーン・エコノミーと持続可能な開発〜主流経済学と生態経済学〜
◼ グリーン・エコノミーの評価
◼ グリーン・エコノミーの再生可能エネルギー、クリーン技術への転換

  • 第6回 2023年3月24日

題目:「ESGとその一歩先へ」
講演者:金村宗(京都大学 総合生存学館 准教授)
講演のキーワード:

◼ ESG投資とは何か
◼ ESG投資は便益があるのか〜ESG問題への学術的進展による一つの検証〜
◼ SXをどうやって実現していくか

  • 第7回 2023年4月28日

題目:「GX時代における循環経済サーキュラーエコノミーについて 〜成長志向型の資源自律経済戦略〜」
講演者:吉川泰弘(経済産業省 産業技術環境局 資源循環経済課 課長補佐)
講演のキーワード:

◼ 成長志向型の資源自律経済の確立
◼ 資源制約・環境制約とリスク
◼ 成長志向型の資源自律経済戦略と今後のアクション

  • 第8回 2023年5月26日

題目:「環境評価システムの現状とこれから」
講演者:Benjamin McLellan(京都大学エネルギー科学研究科 教授)
講演のキーワード:

◼ LCAなど環境評価手法や評価に使用するデータベースの複雑化
◼ 環境性能を経済価値にすることが重要
◼ 目先だけの行動(=Greenwashing:グリーンウォッシュ)から本質的な行動へ

  • 第9回 2023年6月22日

題目:「細胞を彩る・操るケミカルバイオ」
講演者:新井敏(金沢大学 ナノ生命科学研究所 准教授)
講演のキーワード:

◼ 化学と生物の技術領域を融合して新しい価値を創出
◼ センサ材料
◼ 光で発熱する材料

  • 最終回 2023年7月28日

題目:「いけばなのこれまでとこれから」
講演者:池坊専好(華道家元 池坊 次期家元)
講演のキーワード:

◼ いけばなとは〜いけばなの源流・社会のニーズを捉える花型・精神性と哲学〜
◼ いけばなの歴史における困難への対処法
◼2050年の未来像とは〜循環型社会でいけばなができること〜